「育児休業」というステージに立つ君たちへ

おう、みんな元気か?
今日もギター片手に人事の荒波をかき鳴らす、“ロックな人事部長”だ。
今回のテーマは「育児休業」。そう、ただの制度の話じゃない。これは人生のフェスティバルにおける、とびきり大事なセッションだぜ。

「育児休業」と聞くと、どうしても“ママが取るもの”ってイメージがまだまだ根強い。だけど時代は変わってきてる。厚労省の統計を見ても、男性の育休取得率はこの10年で確実に伸びてきた。もっとも、「伸びた」と言っても女性の取得率に比べればまだまだロックフェスの前座くらいの数字だ。SNSでも「取りたいけど会社の雰囲気が…」「評価に響くんじゃないか…」なんて声があふれてる。

俺は言いたい。
「臆するな。子育ては最高にロックな行為だ」ってな。

目次

育児休業はキャリアの“休符”じゃない

まず覚えておいてほしいのは、育児休業はキャリアのブランクなんかじゃない。むしろ“休符”だ。音楽で休符がなきゃリズムは単調で息苦しい。育児休業は、自分の人生という楽譜に豊かな抑揚を加える大事なパートだ。

ネットの掲示板を見ていると、こんな意見があった。

復帰したら置いてけぼりになるんじゃないか不安で仕方ない

育児休業を取ったことで、昇進の話が消えた

確かに、そういうケースはまだある。企業文化がアップデートされてない証拠だ。でもな、企業が本気でサステナブルを叫ぶなら、社員が家庭を大事にできる環境を整えるのは必須。だから俺は会社の経営陣にいつも言っている。
育休を取ったやつを評価から外すようなら、そっちのほうが経営リスクだぞ」ってな。

男性育休という新しいギターリフ

男性の育児休業についても触れよう。俺の若いころなんて「男は働け、女は家」みたいな前時代的な空気がまだ残ってた。だが令和の今、それは完全に時代遅れのフレーズ。

Twitterで見かけたある父親の言葉を紹介したい。

初めて我が子をお風呂に入れた瞬間、仕事のストレスなんて全部吹っ飛んだ。あの時間を失ったら、一生後悔してたと思う

これこそロックンロールだよ。育児は義務じゃなく、魂を震わせる体験なんだ。
それに、男性が育休を取ることで、パートナーが社会復帰しやすくなる。結果的に家庭全体の幸福度が上がり、子どもにもいい影響を与える。これを取らない理由なんてないだろ?

ただし現実は甘くない。ネットの書き込みではこうもある。

制度上は育休取れるけど、実際は『本当に取るの?』って顔をされる

上司に“代わりがいない”と釘を刺された

なぁ、こんなのはもう昭和の化石だ。そんな会社文化は爆音でぶち壊さなきゃダメだ。

企業側の“音作り”が問われている

人事の立場から言えば、育休は「社員のわがまま」じゃなく「組織の未来投資」だ。
なぜかって?

  1. 定着率の向上
    育休を取りやすい会社は離職率が下がる。SNSでも「育休を取れたから会社を辞めずに済んだ」という声を何度も見た。
  2. 採用力の強化
     若手世代は「ワークライフバランス」に敏感だ。採用説明会で「育休実績ゼロです」なんて言ったら、それだけで候補者は去っていく。
  3. 組織のレジリエンス向上
    誰かが抜けてもチームが回る体制を作れるか。それを試す最高のチャンスが育休なんだ。代替要員の育成、業務の仕組み化、リモート対応…まるで新しい音楽機材を導入するみたいに、会社のサウンドを進化させられる。

ネットに見る“賛否両論”

ここで、ネット上の声をもう少し拾ってみよう。

ポジティブな声

復帰しても同僚が温かく迎えてくれて、本当にありがたかった

夫婦で交代しながら育休を取ったら、子どもの成長を二人でリアルタイムに楽しめた

ネガティブな声

復帰したら“子持ち様”扱いされて孤立した

時短勤務を希望したら“やる気がない”と陰口を叩かれた

このコントラストは、まるでライブ会場で観客が盛り上がる中、後方で腕を組んでるやつらがいる構図に似てる。でもロックは全員を巻き込んでなんぼだ。誰も置き去りにしてはいけない。

育児休業は“社会全体のアンセム”

最後に言いたいのは、育休は個人や企業だけの問題じゃないってことだ。
社会全体がハーモニーを奏でないと意味がない。

  • 政策としては「育休給付金の拡充」「短期間分割取得のしやすさ」なんかが議論されている。
  • 現場レベルでは「復帰後のキャリア相談」「時短勤務やリモートワークの選択肢」も重要だ。
  • そして何より、同僚や上司の“まなざし”が最大の壁にも支えにもなる。

俺たちは今、まさに時代の転換点にいる。育児休業を“取るのが当たり前”の社会になったとき、日本の働き方は新しいステージに進める。

エンディングMC

育児休業を取るかどうか悩んでいる君。
俺からのメッセージは一つだ。

「家族との時間を失って得られるキャリアなんて、長い人生じゃ虚しい音にしかならない」

勇気を持ってステージに上がれ。君の背中を押す仲間は、きっといる。
そして会社の側も、その勇気に応える音を奏でる義務がある。

育児休業は、誰もが奏でるべき人生のアンセム。
さぁ、アンプのボリュームを上げて、この社会に鳴り響かせようじゃないか!

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この記事を書いた人

第二次ベビーブーム/団塊ジュニア/就職氷河期一期生

サラリーマン時代の最高年俸は2000万円。
現在は複数の会社役員として活動中。
業績不振企業の再建で半期に2億円の収益改善を達成。給料を下げない「戦略的ジョブホッパー」として転職・出向を重ね独立。

新型コロナ期にオンライン転職相談を実施し、3桁超のカウンセリングを担当。

求職者支援と企業コンサルの双方に対応できることが強み。

経験企業:一部上場企業からベンチャーまで
経験事業:製造、小売、コンサル、医療、金融、広告、システム開発、リサーチ、モバイル、通販、メディア運営、ウェブベンダー
経験職種:営業・開発・マーケティング・コンプライアンス・経理・人事総務・経営企画・取締役

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